摂食障害
~体重32㎏ 拒食症の娘との歩み~
スペシャルインタビュー
「カクコミ」レーベルで好評連載中!
『摂食障害~体重32㎏ 拒食症の娘との歩み~』特別インタビュー!
原作のみどりんママさんと作画のずくなし黒岩さんに作品の魅力などをお伺いします!
原作・みどりんママさんインタビュー
作品について
<ブログがマンガ化した感想はいかがですか?>
マンガ化のお話を頂いた時もびっくりでしたが、
実際ピッコマさんで検索して自分のブログの作品が出て来たことにとにかく驚きました。笑
<自分が主人公のマンガを読むことはなかなかない体験かと思います。できてみていかがですか?>
私の娘の話をブログにしていたので、私の中では娘の話だと思っていましたが、
質問を見た時にマンガ化された作品の主人公は私なんだということに気付きました。笑
何だか客観的に自分を見ることが出来て、改めて自分の言動の反省が出来ました。
<キャラクターデザインの感想を聞かせてください。>
話の内容が重いのでどんな感じのキャラクターになるのかは気にしていました。
ですので提案していただいた軽い感じの可愛らしいキャラクターは良かったです。
摂食障害という病気を知ってもらうためにも、
先ずは読んでもらえなければいけないので、
そういう意味では見てもらいやすいかな!?と思います。
作品を彩るキャラクターたち
みどりんママ
娘
<マンガになって良かったこと、不安に思うことはありますか?>
良かったことは少しでも病気を知ってもらえる機会が出来たことです。
不安なことは、摂食障害の症状は十人十色で、全く同じ経過を辿る人はいないと言われています。
なので、娘の症状が全てだと思われてしまうのではないかという不安はあります。
<作品の反響は届いていますか?>
実はまだ誰にも伝えていません。夫と娘は知っていますが、
ブログを書いていることも周りにはあまり言っていないので…
次回のブログでマンガ化されたことを伝えようとは思っています。
どんな反響があるか楽しみです。
<特に印象深いシーンや気に入ったシーンはありますか?>
ブログでは文字でその当時を振り返ることが出来ますが、
マンガになると私も夫も当時のことをよりはっきりと思い出してしまうくらい、
どのシーンも胸に来ますね。
特に大変な時期だったというのもありますが、娘の表情などを思い出してしまいます。
娘の悲痛な表情…
kakuzooについて
〈原作者と漫画家をマッチングさせるkakuzooの仕組みについて〉
私自身がマンガ(マンガ化される)との接点が皆無だったので、
パルソラさんのこの仕組みが無ければ漫画化になることもなかったと思うので、
ありがたい仕組みだと思っています。
ブログでも様々な人に読んでもらえて、
アドバイスをもらったり経験を伝えたりしていますが、
マンガ化されることでまた違う面から当事者の方達と繋がれるのではないかなと思っています。
<作画のずくなし黒岩さんへメッセージ>
お世話になります。
この度は私のブログをマンガにしてくださってありがとうございます‼︎
作画・ずくなし黒岩さんインタビュー
作品について
<ついにマンガが配信されました。感想はいかがですか?>
私にとってはじめての連載マンガなので、すっごく嬉しいです!
配信されるまでは不安でいっぱいでしたが、無事に配信スタートできて本当にホッとしています。
<マンガを描くに際して、苦労をされたところは何ですか?>
私は経験も能力もそこまで高くないので、線画から色塗りからいろいろ大変でした。
その中でも、「原作から物語を膨らませる」ということが一番苦労した気がします。
原作をもとに忠実に描くことは大事なのですが、描かれていない部分や、
家族の会話など、物語をよりリアルにする作画を今回のマンガ連載で学ばせていただきました。
<マンガを描いていて、楽しいところを教えてください。>
少しずつですが、画力が上がっていくところが楽しかったです。
自分の描きたい表情が描けたり、背景が上手く描けたりするとすっごく嬉しくなります。
もし1話から読んでいる方がいましたら、
徐々に向上していく画力にも注目していただきたいなと思います!
<作品の反響は届いていますか?>
知り合いからは「毎日読むのが楽しみ!」とお声をいただいています。
SNSで絵を投稿するのとは少し違うので、恥ずかしいような嬉しいような、という感じです。
<特に印象深いシーンや気に入ったシーンはありますか?>
母親が泣いてしまうところや、怒りをぶつけてしまうシーンはすごく印象深いです。
この作品は摂食障害をテーマにしているのですが、
母親の葛藤や、娘にイライラしてしまうところも原作ではリアルに綴られています。
繊細な母親に、私もいち読者として感情移入しながら作画に挑んでいます。
伝わらない思いに母は…
〈原作者と漫画家をマッチングさせるkakuzooの仕組みについて〉
私も10代の頃はマンガ家に憧れていて、画材を買って部屋で描いていたりしたこともありました。
でも、お話がおもしろくないと、描いててつまらないんですよね。
おそらく描き終わった作品はほとんどないかもしれません(笑)
「Kakuzoo」は、物語の元となる「原作」があるので、マンガ家は作画に集中ができます。
原作はあるけどマンガは描けない、絵は描けるけど物語を作るのは苦手、
という人すべてにマンガ化のチャンスがあるので、とてもいい仕組みだと思います!
〈原作者・みどりんママさんにメッセージ〉
今回作画を担当できて本当にうれしく思っています。
ブログの内容はどれも考えさせられるものばかりで、
いち読者として隅々まで読ませていただいております。
リアルな体験を、作画にも反映させられるよう、これからも頑張っていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!
〈マンガの読者の方にメッセージ〉
星の数ほどあるマンガの中で、この作品を読んでくださり、本当にありがとうございます!
楽しいな、おもしろいな、と思ってくださることもすごくありがたいことなのですが、
誰にでも起こりうる病気なんだ、ということも感じてもらえたらうれしく思います。
これからもハラハラドキドキなお話は続いていきますので、
最後まで読み切っていただければ幸いです!